2013年04月16日

生活保護費でパチンコ…論外。条例より弱者にNOを 編集委員・安本寿久

http://sankei.jp.msn.com/images/news/130416/waf13041615160024-p1.jpg
増える一方の生活保護費

 「今日も1万(円)負けた。武(豊)も神通力がなくなったな」
 「今日はあかんわ。明日や明日や」

これは男同士の会話。なかなか粋な老カップルもおり、こんな話をしている。

 「競馬はええなあ。1万あったら1日遊べるわ」
 「そうやな。パチンコだとすぐに、のうなるしな」

高齢者たちの1日の軍資金は1万円というのが相場のようだし、土日はいずれも競馬場通い、
それ以外はパチンコへというギャンブル好きも少なくないようだ。
もちろん個人差はあるだろうが、日本の高齢者はおしなべて、恵まれていると思う情景である。

年金でギャンブルか、などとやぼなことは言うまい。
年金は現役時代に納めた保険料の対価でもある。
経済的に余裕がある高齢者ほど、現役時代に懸命に働いた人でもあるのだ。
余生を、自分の懐の範囲内で楽しんだところで罰は当たるまい。

が、これが生活保護費だとどうだろうか。
その原資は税金である。生活保護受給者は完全な被保護者である。
使い道に制約があっても当然だし、ギャンブルなどに使われてはたまったものではない。
それが納税者=保護者のごく当たり前の感情である。

この4月、兵庫県小野市が市福祉給付制度適正化条例を施行した。
生活保護費や児童扶養手当をパチンコや競馬などに浪費する受給者について、
情報提供を市民に求める条例である。

 同条例案の採決では、15人の市議のうち共産市議1人だけが反対した。

 「受給者からささやかな楽しみを奪い、弱者への差別を助長する」

こうした弱者であることを強調した相変わらずの権利主張が、
わずかに1党、1人にとどまったことは、日本社会の進歩と受け止めたい。
解せないのは、そして問題視したいのは、
この条例に十年一日のごとき批判を繰り広げるメディア、有識者が多いことである。

 〈監視社会を招く〉

 〈生活困窮者が支給申請しづらくなる〉

こうした見出し、言葉がメディアに躍った。
監視とは、不正や浪費についての情報提供を「市民の責務」としたことを指している。
生活指導や使途調査をすべき市の責任を市民に負わせるもの、という批判まで出た。
自分たちが納めた税金の使途に関心を持ち、
不適切な使い道を知った場合には異を唱えることは、それこそ市民の権利ではないか。
申請しづらいうんぬんは、不適切な使い方をしなければいいだけの話である。
ことさら強調し、報じるべきことではない。

批判的なメディアの報道の中で、条例案をつくり、議決した同市には拍手を送りたい。
さぞや勇気が要ったことだろうし、それだけ必要性を痛感していたのだろう。
人口約5万人の同市の生活保護率は0・29%。全国平均(1・68%)を大きく下回っており、
市財政から見て重大な懸案事項では、まだなかった。
にもかかわらず、条例づくりに取り組んだのは
「問題が大きくなる前に行動する必要がある」という問題意識の表れだった。
その方針には先月22日の段階で1700件を超える意見が届き、6割が賛成だった。
この数字はそのまま、メディアの紋切り型報道への批判だろう。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130416/waf13041615160024-n1.htm

posted by マッスルタイム at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | パチンコ業界ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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